
創価学会から脱会したいと考えたとき、「なぜ辞めるのかを詳しく説明しなければならないのか」「通知書に理由を書かなければ受け付けてもらえないのでは」と心配されることがあります。脱会に関する書面では、これまでの経緯を長く説明することよりも、まず本人が脱会する意思を明確に示すことが重要です。理由を書きたい事情がある場合と、あえて詳しく書かない場合を分けて考えると整理しやすくなります。
脱会通知では「理由」と「意思表示」を分けて考える
脱会通知を作成するときは、「脱会したい理由」と「脱会するという本人の意思」を同じものとして扱わないことが大切です。
たとえば、「活動に参加できなくなった」「生活環境が変わった」「信仰を続ける意思がなくなった」といった事情は脱会に至った背景です。一方、「私は創価学会を脱会します」という内容は、現在の本人の意思を示す部分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 脱会の意思 | 本人が今後会員として在籍する意思がないことを明確にする |
| 脱会理由 | 脱会を決めた背景や事情。必要に応じて簡潔に記載する |
| 今後の要望 | 電話、訪問、郵送物などについて希望がある場合に記載する |
この3つを分ければ、必要以上に個人的な事情を書かずに通知内容を整理できます。
脱会理由を詳しく書きたくない場合
家族関係や過去の出来事、信仰に対する考えなどを、通知書の中で詳細に説明したくない方もいます。その場合、無理に長い経緯を書くのではなく、本人の意思を中心に文章を組み立てる方法があります。
特に、脱会理由を詳しく書くことによって、かえって理由について確認の連絡を受けたり、説明のやり取りが増えたりすることを避けたい場合には、記載する情報を整理することが重要です。
「理由を説明する文章」と「脱会の意思を伝える文章」は分けて考えるとよいでしょう。
なお、創価学会の公式サイトでは会則が公開されています。公開情報を確認すると、会員に関する規定はありますが、インターネット上に掲載された会則だけを根拠として、個々の脱会案件について特定の文言や理由の記載が必須であると断定することは適切ではありません。
理由を書いたほうがよい場合もある
一方で、脱会理由や経緯をある程度記載したほうが、通知の趣旨を伝えやすい場合もあります。
- これまで何度か口頭で脱会意思を伝えている場合
- 以前の申出後も連絡や訪問が続いている場合
- 所属先とのやり取りの経緯を記録として残したい場合
- 家族への連絡を控えてほしいなど、特に説明しておきたい事情がある場合
このようなケースでも、感情的な表現を大量に記載するより、「いつ、どのような申出をし、現在どのような意思で、今後何を希望しているか」を時系列で整理すると伝わりやすくなります。
脱会理由より「今後の要望」が重要になることもある
脱会通知では、脱会そのものだけでなく、脱会後の連絡方法について希望を伝えたいケースがあります。
たとえば、電話や訪問ではなく郵送での連絡を希望する、本人以外の家族へ連絡しないでほしい、今後の訪問を控えてほしいといった内容です。
ただし、希望を書いたからといって、第三者の行動を完全に保証できるわけではありません。通知書では、本人の意思と希望を明確に記録として伝えるという考え方になります。
「誰にも知られず必ず脱会できる」「通知すれば今後一切連絡されない」といった断定はできません。個々の状況を確認したうえで通知内容を整える必要があります。
よくある質問
脱会理由を一切書かない通知書でもよいですか?
脱会理由と本人の脱会意思は別の事項です。詳しい理由を記載したくない場合には、本人の意思を中心に文章を整理する方法があります。個別事情によって必要な記載は異なります。
「一身上の都合」とだけ書いてもよいですか?
簡潔な表現で理由を示す方法もあります。ただし、以前からやり取りが続いている場合など、経緯を記録しておく意味があるケースでは、必要な範囲で事情を記載することも検討します。
信仰に対する批判を書いたほうがよいですか?
脱会意思を伝えるために、宗教や信仰そのものを批判する文章を必ず記載する必要があるとはいえません。本人の意思や今後の要望を冷静に整理することが重要です。
家族に知られたくないことを理由として書けますか?
家族への連絡について配慮を求めたい事情がある場合は、その事情と希望する連絡方法を整理して記載する方法があります。ただし、第三者の行動を完全に保証することはできません。